私は、今の若い人には珍しいかも知れませんが、小学校から大学まで一度も給食を食べた経験がありません。ほとんど毎日母が作ってくれたお弁当を学校に持って行くか、作ってもらえなかった時は、小学校時代は校門の前にあったパン屋さんでパンを買い、中学校時代は学校の売店でパンを買い、高校時代は学校の食堂でうどんか、カレーを食べ、大学時代は生協の食堂で食事をしました。また、社会人になってからも母が作ってくれたお弁当持参で出勤し、お弁当を持参しなかった時は、会社の社員食堂で食事をしました。今でも特に懐かしく思い出されるのは、小学校時代の冬のお弁当で、各教室にあっただるまストーブの上に冷たい弁当を並べて、暖かくして食べたことと、ちょうど4時間目の授業が終わる頃に、時々母が作りたての弁当を自転車で持って来てくれ、それを校門まで取りに行って食べたこと、このお弁当にはご飯やおかずの温かさと母の心がこもった温かさの二重の温かさがありました。結婚してからは、母に代わって家内が作ってくれた弁当持参で出勤しました。今考えてみると、最近は働いている母親が多いため、ほとんどの学校では給食を食べるので、ほとんどの子供達は、母親が作ってくれる弁当を食べる機会が無いと思います。現在の社会事情を考えれば、それは仕方が無いことかもしれませんが、母が作ってくれるお弁当によって、子供心にも母親に対する感謝の気持ちが自然と生まれるのではないでしょうか。現在の子供や母親は本当に幸せなのかどうか疑問に思うことがよくあります。